3Dプリンタがどーにもならない理由で故障中なので暇だしちょっと今まであったトラブルとその対策などをまとめようかと思います。

・ノズルの詰まりと空打ちに関して

3Dプリンタを扱っていて一番多いのがこれじゃないかと。
ノズルが詰まったり、途中でフィラメントが空回りして出なくなってしまう現象ですね。 
今回はこれに関して書いていきたいと思います。

使っているのはReplicator2Xなので、それで試した方法となります。
また使用したフィラメントはABS1.75mm。

対策1 エクストルーダーを加熱し、フィラメントを抜き差しする
 これはMakerbotの方でもこうしてみてって言われるものです。
やり方はそのままで、エクストルーダーを融解温度まで上げて中のフィラメントを溶かして、そこにフィラメントを抜き差しすることで溶け残りを解消するだけ。
軽度のものなどはこの方法で大体取れます。

対策2 ノズルに直接細いレンチなどを入れて強制的に押し出す
 Replicator付属の一番細いレンチがありますが、それがフィラメント挿入側のノズルにぴったりハマります。
モーターを外してノズルの真鍮部分が見えるようにして、エクストルーダーを加熱してノズルの穴にレンチを突っ込み内部で溜まっているフィラメントを押し出していきます。

対策2.5 
それでもなかなか解消できないちょっと頑固なやつや、ノズルの先端が詰まってるっぽい場合は少し面倒です。
これは私がなんとかやってみたらうまく行った程度のものなので、あまり過信しすぎないほうがいいかもしれません。

まず、ホームセンター等で0.8mmのアルミ線と0.3mmのピアノ線を買ってきます。
30センチくらいに切られているものが売られているはずなので店員にでも聞いてみるといいと思います。
エクストルーダーを加熱し、0.8mmのアルミ線を使って対策2と同じようにノズルに差し込みます。
そして抜くと、先端部分に溶けたフィラメントがくっついているはずですので、その部分を切り落としてまた挿入して引き抜いて…を繰り返します。
無くなってきたようであれば、ノズルの中にはほとんどフィラメント残っていないということになるはずです。

そしたら今度は0.3mmのピアノ線を使って、ノズルの出力側の方からピアノ線をネジ込みます。
当然加熱状態でやっているのでやけどしないようにラジオペンチなどで押さえてやってください。
すると、細いノズルの先端を通って上にピアノ線が貫通していくので、出てきた方をやはりやけどしないように押さえてノズルを掃除します。
あまりやり過ぎるとノズルが削れたりする可能性があるので程々に。

そしてフィラメントを指で押し込んでいって抵抗なくスムーズに出るようになれば成功です。
出来なかったら何回か繰り返したり、ノズルの中に除光液(アセトン)を入れたりして溶かしたりなども有効でした。
換気はしっかりとw

対策3 実はフィラメントスプールとホルダーの摩擦抵抗が大きい場合も
 エクストルーダーがフィラメントを引き込む力は意外と小さいです。
ステッピングモーターに付いているギアの溝の状態にもよるかもしれないですが。
なのでたまにそっちが原因で引き込めない場合があります。

これを解消するにはフィラメントスプールとホルダーの抵抗を減らさなければなりません。
スプールとホルダーが接する部分かホルダーの受ける部分そのものをベアリングなどで滑らかにするなどの工夫が必要です。
しかしベアリングはホームセンター等でなかなか売っていないという…。 
そこで戸車を使う方法があります。
戸車とは、網戸の下や引き戸の下に付いている車輪のついた部品です。
この戸車はレールの上をすべらせるためのくぼみが付いているものがあります。
これを使って、ホルダーを制作すると抵抗は大幅に減らせます。
実際私のプリンタでもこれが原因の吐出不良が起きましたが、抵抗を減らしたホルダーを制作したところ問題なく動作するようになりました。
公開してもいいんだけど、ちゃんと固定できない試作品なのでデザインなどをきちんと練ってから公開する予定です。