仙童工房

3Dモデリングしたものを3Dプリンタで出力して作品を作ったりなどしています。 rinkakというサイトで作品を販売しています。

カテゴリ: Replicator2X

以前、二色刷りをする時の方法がアップデートによって変更されたものに関しての記事を書きましたが、さらに洗練されているので遅ればせながら紹介を。

以前の記事「新しくなった二色刷りを試してみた」では、新しくパージウォールが追加され、印刷物にゴミがつきにくくなったことやラフトやサポート色ごとに分けられるといったことを紹介しました。
今回はそれが更に機能的になったアップデートです。

パージウォールの生成において形状が変更されました。

P1270448

こんな感じです。
見ての通り、壁の両端にひし形がついて、壁自体もちょっと立体的な構造になっています。
使っているとこの形状がすごくいいことがわかります。
まず…以前の壁

C360_2013-10-02-10-03-32-465

黒いの見難いけど、見ての通りタダの薄い壁です。
よく見ると両端のところがダマになっているのがわかると思います。
特に黒い方はダマになってる上にちょっと歪んだりしてるのもわかりますね。
これはその形状のせいでラインの上にラインを乗っけていってるために、壁が薄いためちょっとでもずれると歪むからです。
両端のダマはエクストルーダーを切り替えて動き出すときに一旦フィラメントをある程度出してから動くため。
だから最初のところはちょっと厚めに出てしまう。
これを繰り返しているうちにそこにエクストルーダーがぶつかって下のラフト部分がはがれちゃうわけです。

それを踏まえてもう一度現在のもの

P1270448

見るからに頑丈そうですね。
実際多少ぶつかっても歪んだりしないし、ゴミもきっちりと取ってくれるので印刷物に色混じりが出るところは全くありませんでした。(前のだと元々のよりは減ったもののまだ少しついてた。)

さらに両端のひし形部分ですが…ここにも結構重要な役割がありました。

P1270447

出力途中の様子。
ひし形部分の中身をよく見ると…ゴミが詰まってます。
この中に丁度、動き始めの時に出るあまりのフィラメントを突っ込んでるわけです。
これによって先端部分で厚みが増すことが防げます。
また、両端が太くなっていることでも倒れにくく、プラットホームからも剥がれにくくなってます。

P1270450

完成品。
本当に綺麗に完成しました。
多少フィラメントの消費は激しくなるものの、きれいなプリントをしたいのであればやって損はない感じですね。 

とりあえず、配線の方に関しては購入したお店からも連絡がなく、部品が無いため自分で繋ぎ直すことにしました。
結局のところ断線していたのはステッピングモーターに繋がるケーブルではなく、もう一つのセンサーから基板へ繋がるケーブルの方のみだったようです。

C360_2013-11-11-22-31-31-311

切った配線をばらしてそれぞれ適当な銅線で繋ぎ、圧着素子でくっつけて熱収縮チューブで絶縁。

C360_2013-11-11-22-31-20-151

接続部アップ。
大分余裕が出るように長めに繋いであるので、この後適当に束ねてあまり鋭角に曲がるようなところが出ないようにして元に戻しました。
結果…。

C360_2013-11-12-01-42-59-834

ずれずにきちんと出力されました。
ここまでは良かったんですが…。
写真にある純正のカプトンテープが付いているのでラス一。
しかも結構使っているせいか、アルコールで拭いても何してもペリペリとラフトが剥がれてくる始末。
多分寿命…かな。

そこで幅の広いカプトンテープを購入したんですが、幅が書いてない。
一応問い合わせたら純正のと同じですよ的なこと言われていたので安心していたんだけど、カプトンテープっていう意味では同じということか…。
幅が半分しかねぇの。
12センチほどしか無いのでうまく貼れない。
しかもロールから引っ張りながらになるので、どうしても引っ張らざるを得ず結果皺のよる状態に。
一応…、食付きは復活したけども皺のせいでうまく調節できず。
そのせいなのか何なのか酷いことになりました。

C360_2013-12-08-10-43-10-433

プラットホームいっぱいの大きさのプレートを印刷した際、うまく印刷できるところと何故か吐出不良が起きる場所がはっきり分かれました。
また、これもなんでかわからないんだけども、プリンタ正面から向かって左前の部分だけ、一層目とその後の層が微妙にずれるという訳の分からない状態に。
これ、出力完了したやつですよ。
表面酷いことになってるのがわかると思います。
スッカスカ。

C360_2013-12-08-10-43-55-175

裏側の方も酷い。
シワが寄っているのがよくわかりますねw
ボコボコです。
更に、上と下の方でブロックがずれたような構造になっているんですが、うまくくっついておらずだれてるのがわかります。
これもズレから来ているようで、剥がれているところは大きくずれていた場所ということなんでしょうね。

結局よくわからないままで悪戯にフィラメントを消費して居ました。

C360_2013-12-06-22-23-13-536

そこで思い至ってカプトンテープを引っ張るときに、一箇所に力が入るからダメなんだとようやく思い至り、写真のように定規みたいなものを作ってやり直してみたところ、うまく貼ることが出来ました。
気泡も入らずできたよ!
適当な定規とかでも出来ると思うのでうまく貼れねぇ!って人はやってみるといいと思います。

これからまた色々調節してみたりしますが、これがうまくいき次第、代理出力を再開したいと思います。
長かった…。 

昨日の夜にお知らせしたようにMarkerwareがアップデートしました。
そこで新しくなった出力方法を試してみました。

使ったのはデフォルトで入ってるトラフィックコーン。

二色刷りを試した人なら多分わかると思うけど、切り替わりの時にどうしてもフィラメントがまじりこむ現象がありました。
これは、切り替わったあとに溶けたフィラメントが少し垂れていて、別な色で出力している時にその溶けたフィラメントがオブジェクトにぶつかることで起きてしまいます。
さらに、切り替わったあとに上手くフィラメントが吐き出されずに印刷失敗…という事故もかなり多かったです。
今回のアップデートではこれらが改善された、ということでした。
さて、その結果をどうぞ。

C360_2013-10-02-10-03-32-465

真ん中にあるオブジェクトを囲むように薄い壁が生成されています。
これが今回のアップデートによって作られるようになった「障壁」です。

C360_2013-10-02-10-05-54-414

ラフトを外した状態。
なにか気づきましたかね?

ラフトをよく見ると2色になってます。
この様に、ラフトとサポートがそれぞれの色に合わせて出力できるようになっています。
今回はサポート使わなくても出力できるものなのでラフトだけ。

C360_2013-10-02-10-06-55-609

障壁の効果がよく分かる画像。
白のほうが見やすいですが、コーンの形に沿って黒いフィラメントが付着しています。
この様に障壁はオブジェクトに行く前にノズルをクリーニングする機能と、出力する前にある程度フィラメントを押し出しておいてオブジェクト印刷の時にノズルが詰まっている…という事故を減らすという機能を持っています。

あと…心なしか切り替えの時にかかる時間が早くなってる気がします。
前は切り替わりの時には一旦エクストルーダーが止まって、ゆっくりと反対側のエクストルーダーに切り替わって印刷開始…といった具合でした。
現在はこの切り替わりのスピードが普通のエクストルーダーのトラベル速度になってます。
お陰で二色刷りでも大分スピードが改善されている気がします。 

WS000004

最後に新しくなったUI。
右と左でABSとPLAそれぞれを指定できるようですが、片方がPLAになるとプラットフォームの加熱を勝手に止めてしまうっぽいです。
その他、ラフトとサポートの細かい設定が追加されました。
これから二色刷りがやりやすくなりますね。

MakerBot MakerWare 2.3がリリースされました。 

Replicatorなどで使われるMarkerWareですが、今回のアップデートで今まで出来なかった二色刷りでのサポートが制作できるようになったようです。
他にも二色刷りの時にフィラメントの射出ミスやイボみたいなゴミの原因を取り除くために、切り替わりの時にオブジェクトの周囲に壁を作り、そこで一旦ある程度出力してから移行というようになりました。

印刷プレビューも追加されたみたいだけど…これどう使えばいいんだろう?

とりあえず、一番の進化である二色刷りでのサポート作成について。
ラフトとサポートそれぞれについて「それぞれの色に対応」「左エクストルーダー」「右エクストルーダー」の3つが選べます。
ってことは…水溶性PLAなどを使ってサポートを作るということも可能ということになりそうですね。
水溶性PLAとABSの同時使用はちょっと無理かもしれないけど、PLAオンリーで作るのであればいいかもしれないなぁ。

とはいえこれからは二色刷りでもサポートが使えるので、今まで出来なかったものを作れそうですね。
ちょっと楽しみ。

WS000004

はい、前回作った連装砲ちゃんのペンスタンドが出来ました。
2本しかさせないけど、ペンタブレットのペンなどにちょうどいい感じのサイズです。
太めのペンがいいと思います。
またキャップ付きのものを使うと少し角度をつけたりすることも出来ます。

C360_2013-09-18-21-57-28-926

二本挿してる状態。
底面が結構大きいので安定してます。
軽さが気になる人は中身のinfillを高めに設定するとある程度の重量出ます…が…高すぎると半端なくフィラメント消費するので適度にどうぞ。

 

このページのトップヘ