仙童工房

3Dモデリングしたものを3Dプリンタで出力して作品を作ったりなどしています。 rinkakというサイトで作品を販売しています。

カテゴリ: Replicator2/2X Maintenance

長らくお待たせいたしました。
3Dプリンタがようやく修理出来ましたので、近いうちに作成依頼の受付を再開いたします。

配線が直ったのに何度調節しても上手く出力できない原因は…。
なんとプラットホームの裏側にある高さ調節ネジではなく、プラットホームとヒーターを押さえるためのネジが一本抜けていたことっぽいです。
それによって高さ調節ネジだけではなんとも出来ない歪みが出ていた感じです。

実際今は特に問題なく印刷も出来るようになってるしなぁ。

今週中には再開予定ですので、今しばらくお待ちください! 
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テキストのみでの報告。

故障していたReplicator2Xなんですが、故障箇所がはっきりわかったことと、修理が出来たようなので報告。

故障箇所は以前の記事で新しく発覚したと思われていた、X軸スイッチへの配線の断線が原因でした。
モーターへの配線は特に問題ないようだったのでそのままです。
結局どうにもならないので、配線を切って長めに配線を延長してくっつけるということをしました。
おかげで変なテンションや鋭角な曲がり方はなくなったため恐らく断線のリスク自体は減るだろうと思います。

しかし現在また別な問題も出てきて、今度はプラットフォームへの食いつきが半端無く悪くなっています。
カプトンテープの劣化の可能性もあるので新しいやつにして様子を見ようと思いますが…。
ラフトですら途中で剥がれてくるっていうのはどうなんだ。
隙間も結構きっちりと合わせているんだけどもなんかおかしいんだよなぁ…。

ということで依頼の方はもう少しお待ちください。
確実に大丈夫だろうってことが確認出来たら再開します。 
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引き続き交換部品が無いので故障中の3Dプリンタなのですが、とりあえず短い時間ならなんとかなるので小さいやつを出力試したりなど色々やっていたわけですが…。
ちょっと困った事になった。

X軸のストッパーの配線が断線。
止まらないのでベルトが滑ってすげぇ音を立てるしまつ。
これはヤバイ。

今部品発注しているのはモーターに繋がる配線のものなので、また別パーツとなるわけですな。
ふざけんなぁぁぁ。
ただもうこうなったら動かすこと自体が出来ないので、もうある意味ヤケクソです。
近いうちに部品幾つか買ってきて、配線ぶった切ってもうちょっと折り曲げ耐性がある配線につなげ直す予定。
発注部品は今月末までにはとか言われちゃったし、こっちも待ってられない。
1ヶ月も放置とか気持ち悪すぎる。
もうある意味中毒症状ですよw

早く作りたいものもあるのでなんとかやってみようかね。
うまく行ったらレポでもアップしようと思います。 
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3Dプリンタがどーにもならない理由で故障中なので暇だしちょっと今まであったトラブルとその対策などをまとめようかと思います。

・ノズルの詰まりと空打ちに関して

3Dプリンタを扱っていて一番多いのがこれじゃないかと。
ノズルが詰まったり、途中でフィラメントが空回りして出なくなってしまう現象ですね。 
今回はこれに関して書いていきたいと思います。

使っているのはReplicator2Xなので、それで試した方法となります。
また使用したフィラメントはABS1.75mm。

対策1 エクストルーダーを加熱し、フィラメントを抜き差しする
 これはMakerbotの方でもこうしてみてって言われるものです。
やり方はそのままで、エクストルーダーを融解温度まで上げて中のフィラメントを溶かして、そこにフィラメントを抜き差しすることで溶け残りを解消するだけ。
軽度のものなどはこの方法で大体取れます。

対策2 ノズルに直接細いレンチなどを入れて強制的に押し出す
 Replicator付属の一番細いレンチがありますが、それがフィラメント挿入側のノズルにぴったりハマります。
モーターを外してノズルの真鍮部分が見えるようにして、エクストルーダーを加熱してノズルの穴にレンチを突っ込み内部で溜まっているフィラメントを押し出していきます。

対策2.5 
それでもなかなか解消できないちょっと頑固なやつや、ノズルの先端が詰まってるっぽい場合は少し面倒です。
これは私がなんとかやってみたらうまく行った程度のものなので、あまり過信しすぎないほうがいいかもしれません。

まず、ホームセンター等で0.8mmのアルミ線と0.3mmのピアノ線を買ってきます。
30センチくらいに切られているものが売られているはずなので店員にでも聞いてみるといいと思います。
エクストルーダーを加熱し、0.8mmのアルミ線を使って対策2と同じようにノズルに差し込みます。
そして抜くと、先端部分に溶けたフィラメントがくっついているはずですので、その部分を切り落としてまた挿入して引き抜いて…を繰り返します。
無くなってきたようであれば、ノズルの中にはほとんどフィラメント残っていないということになるはずです。

そしたら今度は0.3mmのピアノ線を使って、ノズルの出力側の方からピアノ線をネジ込みます。
当然加熱状態でやっているのでやけどしないようにラジオペンチなどで押さえてやってください。
すると、細いノズルの先端を通って上にピアノ線が貫通していくので、出てきた方をやはりやけどしないように押さえてノズルを掃除します。
あまりやり過ぎるとノズルが削れたりする可能性があるので程々に。

そしてフィラメントを指で押し込んでいって抵抗なくスムーズに出るようになれば成功です。
出来なかったら何回か繰り返したり、ノズルの中に除光液(アセトン)を入れたりして溶かしたりなども有効でした。
換気はしっかりとw

対策3 実はフィラメントスプールとホルダーの摩擦抵抗が大きい場合も
 エクストルーダーがフィラメントを引き込む力は意外と小さいです。
ステッピングモーターに付いているギアの溝の状態にもよるかもしれないですが。
なのでたまにそっちが原因で引き込めない場合があります。

これを解消するにはフィラメントスプールとホルダーの抵抗を減らさなければなりません。
スプールとホルダーが接する部分かホルダーの受ける部分そのものをベアリングなどで滑らかにするなどの工夫が必要です。
しかしベアリングはホームセンター等でなかなか売っていないという…。 
そこで戸車を使う方法があります。
戸車とは、網戸の下や引き戸の下に付いている車輪のついた部品です。
この戸車はレールの上をすべらせるためのくぼみが付いているものがあります。
これを使って、ホルダーを制作すると抵抗は大幅に減らせます。
実際私のプリンタでもこれが原因の吐出不良が起きましたが、抵抗を減らしたホルダーを制作したところ問題なく動作するようになりました。
公開してもいいんだけど、ちゃんと固定できない試作品なのでデザインなどをきちんと練ってから公開する予定です。 
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